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ケイコ「ひかるちゃん、かわいい！」
ひかる「ありがとう。でも、胸がちょっと・・・」



ジェニー「正統派のメイドマニアの方に言わせると、ミニスカートや、胸が開いたデザインは邪道ですって。この前も某サイトで激論してたわ。あの雰囲気、ちょっと恐い。」
銀鈴「”正統派メイドマニア”ってのも、相当イタいけどね。」
ジェニー「それよりご隠居、なんで鎖なのよ？」
隠居「お約束。」
銀鈴「さいてー」
ケイコ「鎖でつなぐなんて、ひどいです！（怒）」
ひかる「え！？そういう意味だったの？」
ジェニー「へ？」
ひかる「これを振り回してぶつんじゃないんですか？てっきり、下克上プレイだと・・・」
銀鈴「ひかる、ナイスよ！」
隠居（絶句）


一昨年の夏、機会があってはじめてワンフェスに行った時、コスプレの女の子の中に黒か紺のフリフリエプロンドレス（レース満載）にレースとリボンで作ったかぶりもの、というスタイルが多いのに気づきました。それに、彼女らの首のチョーカー、あれ？おい、それって”首輪”って言わないか！？
全部じゃありませんが、首輪に鎖をつけて相方に持たせて会場を歩き回っている娘がけっこういるんです。な、なんやねん！？
NETを検索してみると、もうずいぶん前から漫画同人誌をはじめとしてヲタク世界では”メイドさん”は確固たる地位を築いているらしい・・・知らんかった。

天に届くかと思われる城壁や重い鋼鉄の扉、どんな叫び声も外に漏れることのない地下深く作られた秘密の部屋、逃げ場のない尖塔の頂上・・・あるじに生殺与奪の権を握られたあわれな娘たち・・・まあ、昔から一盗二婢とかいって、”弱い立場につけこんで”というのは馬鹿な男の妄想をかきたてる状況ではあるのでしょうが、何故に女の子が自らそんなキャラクターを選択するのか？
実際には、ヨーロッパ貴族なんかに仕える侍女のおし着せのデザインというのはあんなにひらひらではありませんが、それはともかく、おそらくは可愛いデザインの服を身にまといたい、という動機でメイド服をコスプレの題材に選んだであろう少女達、一方でそのダークサイドも確信犯的に認識して、男性の視線を受け止めて逆にもてあそび、したたかに楽しんでいるのでしょうか？



2000/06/10

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